あの道へ・・あの時へ・・もう一度バイクに乗って・・。
左半身が不自由になり、心臓に欠陥を抱え、安静に過ごす毎日から抜け出してもう一度バイクに乗りたいと考えるようになったオッサンのつぶやき。
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気がつけばもう秋・・・


最近は外を出歩くこともままならない・・。
雨の日が多いせいもあって、憂鬱な日が続く。

それでも総選挙からしばらくは一連の報道に気が紛れた。
本格的な政権交代を望む意識が高揚感をもたらしてくれたのか、
横になって過ごしていても、常に外を歩きたい気持ちでいる。

晴れた日にちょっと外に出てみると、「ナナカマド」の実が色づいていた。

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ああ、もう秋なんだなぁ・・・と、やや感傷的な気分になる。
あちこちの木々の葉も色づき始めている。

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小さな水辺には「トンボ」の数が増えて来たようだ。
今年はあまり多くの昆虫を見なかったような気がするが、
昨年に比べて出歩く機会が少ないからそう感じるのかも知れない。

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昨年撮った写真を見てみると、この日付にはまだ「トンボ」の写真が登場しない。
毎日のように草花を撮って歩いていたが、今年見かけない花もかなりある。

最初に登場するのは「アキアカネ」だが、今年もやはりそうだった。

09911d



水辺では2匹がくっついて飛んでいるのが多いが、
次の世代へと命を繋ぐ行動なのかも知れない。

09911e



彼らにとっては命の営みだろうが、ユーモラスな動きは見ていて退屈しない。
尻尾の部分が水面に触れるように、忙しく上下動を繰り返している。
2機のヘリが連結し、救助活動でもしているように見えて来る。

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実は写真を撮ろうと構えるのも今の自分にとっては楽なことではない・・。
レリーズの前後は呼吸を止めているので、しばらく続けると息が荒くなって来る。
ここまで体力が落ちたなんて・・・出来れば信じたくないのだが・・。

後ろに何かの気配を感じ、振り向いてみると「ヘビ」がいた。

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黒い「ヘビ」は子供の頃に見たことがあるが、名前は分からない。
「シマヘビ」の色が変化したものか、まったく違う種類なのか・・?

野生動物に出会うのは楽しみのひとつだが、「ヘビ」に対しては心の準備が必要だ。

「ヘビ」には何の責任もないが、突然だったら心臓に良くない・・。








テーマ:日々のつれづれ - ジャンル:日記

いつまでも色褪せぬ想い出がある・・。
この春高校へと進学した息子が夏休みの間アルバイトをするので
知床へ送って行って来た。

アルバイトと言っても兄の昆布漁を手伝うといった内容だが、
半月ほどは親元から完全に離れることになる。
息子が自分でそれを決めたことに、何となく嬉しさを感じる。


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久しぶりの浜には懐かしさがいっぱいだった。
磯の香りや昆布の匂いは、幼い頃の記憶をたぐり寄せてくれた。


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息子の友達も一緒だったのだが、その子のバイト先も懐かしいお宅だった。
小・中学校に通う間、私の同級生だった女の子の実家だったのだ。

そのこともあってか、ある女の子との記憶が鮮やかに蘇って来た・・。

思えば今の息子と同じ年齢だったのだ。
小樽の高校から夏休みで実家に帰って来ていた私に起こったある出来事・・。

父が修理に出していたバイクの引き取りを頼まれ、町へと出向いた。
帰りはそのバイクを運転しても良いという暗黙の了解があったはずだ。
普段からバイクには乗っていたし、田舎だから警察に捕まるなんてことは考えもしなかった。


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とりあえず町を過ぎるまではバイクを押して行こうということで、
漁港近くの橋の上を通過中に、ばったり「その子」に出会ってしまったのだ。


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彼女は中学3年生の時に生徒会長を勤めたほどの才媛で、憧れる男子生徒は多かった。
修学旅行の時などはカメラを持たない連中から彼女の写真を撮ってくれと頼まれたものだ。
その写真を彼らに渡す前に彼女に見つかり、取り上げられてしまった・・。
頼まれたものだから返してくれるように言ったら、胸のポケットに入れて「取ってごらん」と・・。
膨らんだ彼女の胸を見て、私は顔を赤らめてしまった・・。

席が隣だったのと生徒会活動で一緒だったとはいえ、私は彼女が苦手だった。
何かの活動でメンバーを選ぶ時、必ず手を挙げて私を推薦することに閉口していたからだ。

そんな彼女がどこの高校へ進学したのかも私は知らなかった。
下を向いてバイクを押して歩く私は彼女が声をかけて来るまで気づかなかった。
「あら、○○君じゃない?」と言われて顔を上げた私が見たのは、
見違えるほどに女性らしくなった彼女の姿だった。


あれこれと聞いて来る彼女に「うん・・うん・・・」と答えながら、
照れくささで下を向いたまま、汗が出て来た・・。

もっと話したいという彼女に促されるまま、海岸へと急いだ。
流れ着いた流木に腰かけ、一方的な彼女の話を聞く・・。

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「ねぇ、○○君って女の子に興味なかったよね?」
「別に・・そういうわけじゃないけど・・」と言おうとした私の唇は、彼女の唇で塞がれた。
突然だった・・驚いた・・・。 一瞬、何が起こったのか分からなかったほどだ。
私の首に巻きついた彼女の腕の力は強く、逃れる気すら起きない・・。

どのぐらい経ったのか? 数分だったようにも、もっと長かったようにも思う。
解放されたのに固まったままの私に彼女は言った。 
「怒った?」
「・・・ううん・・。」

怒ったも何も、ただ驚きの中で動けずにいただけだったのだろう。
「じゃぁもう一回!」

同じことがまた繰り返された・・。


彼女の家の近くで別れる時、真剣な顔で彼女が言った。
「私、あんなことしたの初めて・・。」



あれから彼女に会ったことはない。
私の心に鮮烈な記憶を残したまま、その消息を知ることもない。


彼女はあのことを覚えているのだろうか・・?



汚いオジサンになっても、キレイな想い出は色褪せない。
年甲斐もなくドキドキすることに気恥ずかしさも感じる。



私だけじゃないだろう・・・。








テーマ:懐かしさを覚える情景 - ジャンル:写真