あの道へ・・あの時へ・・もう一度バイクに乗って・・。
左半身が不自由になり、心臓に欠陥を抱え、安静に過ごす毎日から抜け出してもう一度バイクに乗りたいと考えるようになったオッサンのつぶやき。
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衆議院がやっと解散・・・


体調の悪化によって、バイクにも乗れない日々が続いている。
今年は天候も悪く、憂鬱な気分でいることが多い。

心臓の動きが弱って行く一方なので、
もしかしたらもうバイクに乗ることはないのかも知れない・・・。
そう思うと急に寂しさと焦りが襲って来る。
だからますます憂鬱になるという悪循環・・。


横になってテレビを観ていることが多いので、
政局がらみの報道にうんざりすることもある。
特にあの「干からびた剥き卵」のような宮崎県知事だ。
あの勘違い男の顔を毎日見せつけられ、正直まいった・・。

やっとその騒動が収まったところで衆議院の解散。
これも数々の茶番劇を見せつけられたあげくのことだったが・・。

政権交代が現実味を帯び、各界の著名人が様々な命名をしている。
祖父の吉田茂の「バカヤロー解散」になぞらえた報道も目につくが、
首相としての資質には比較にならないほどの違いがある。
史上最も暗愚な首相は、その重大さを理解せぬまま解散したのだろう。

私が名付けるとしたら「アホタロー解散」というところか・・。

高校生になった息子とはよく政治の話をする。
聞かれれば出来るだけ解説するようにしているが、
冷静に話せば話すほど今の自公政権が許せなくなるようだ。

私にとっては生涯最後の投票になるかも知れない。
出来れば政権が変わる瞬間を見てみたいものだが・・。

民主党への期待が落胆に変わらないという保証はない。
だが、2大政党が交互に政権を担う姿が望ましいと思う人は多いだろう。
その意味で、日本の民主主義はまだ未成熟なのだ。

息子が社会の荒波へと船出する頃には
この国が本来の民主主義国家になっていることを期待する。

富める者が、ごく当たり前に弱者に手を差し伸べる・・。
そんな世の中になら、安心して息子を送り出せるというものだ。

「バカ親」といえども「親バカ」なんだな・・。






テーマ:日々のつれづれ - ジャンル:日記

消えない原風景


打ち寄せる波を見ていると、わずかに胸が痛む・・・。

09320a.jpg



いつまで見ていても飽きないほど波を見ているのが好きだ。
でも、何故か胸の奥に小さな痛みを感じるのだ。

強い風が飛沫のカーテンを作り出す時、
その痛みはよりはっきりとしたものになる。


生まれた家が浜辺にあったので、海を見ない日はなかっただろう。
波の音を聞きながら眠った記憶も確かにある。

09320b.jpg





物心がつき始めた頃、ある老夫婦のお宅に預けられていた。
私は末っ子で、年の離れた4人の兄がいる。

10歳年上の、すぐ上の兄が私を背負い、通学途中に預けて行った。
1日中外で働く両親に、私の面倒を見る余裕などなかったのだ。

そんな生活がどのぐらい続いたのかは分らないが、
ある日、もう1人別の子を預かるようになったことで、
私はもうそのお宅に寄り付かなくなったらしく、
預けてもいつのまにか逃げ帰って来たという話だ。

激しく波が打ち付ける浜辺を、泣きながら歩いたことを覚えている。

09320c.jpg



小学校に通うようになった頃、海を見ることが多くなった。
1番上の兄には、自分が一家を支えているのだという強烈な自負があったのだろう。
働き手にならない私を「ごくつぶし!」といって責めた。

海が荒れて漁に出られない日は、その苛立ちが頂点に達した。

「このごくつぶしめ!」

その言葉に追い立てられるように渚へと走った。

兄の言葉と「生まれて来なければ良かった」という思いが交錯し、涙が落ちた。
荒れ狂う波が、深い海の底へと連れて行ってくれるような気がした・・。

09320d.jpg



飛沫を浴びてびしょ濡れになり、泣き疲れた私を番屋へと連れ帰り、
風呂に入れて寝かせてくれたのは、船の乗組員や浜で働く女工さん達だったそうだ。
夜になって、母が何度も様子を見に来ていたらしい。
母も眠れぬ夜を過ごしていたのだろうと想像したのは大人になってからだ。


後年、兄の助けや応援がなければ今の私は存在しないかも知れない。
特に私が病に倒れてからの兄はとても優しく、言い尽くせぬ感謝の思いがある。

09320e.jpg



打ち寄せる波を見ていると、わずかに胸が痛む・・・。

幼い頃の悲しい記憶は、月日の波に洗い流されることもなく、
歳を重ねるごとに鮮明になって来るようだ。


小さな胸の痛みとともに、消えない私の原風景・・・。




テーマ:懐かしさを覚える情景 - ジャンル:写真