あの道へ・・あの時へ・・もう一度バイクに乗って・・。
左半身が不自由になり、心臓に欠陥を抱え、安静に過ごす毎日から抜け出してもう一度バイクに乗りたいと考えるようになったオッサンのつぶやき。
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いつまでも色褪せぬ想い出がある・・。
この春高校へと進学した息子が夏休みの間アルバイトをするので
知床へ送って行って来た。

アルバイトと言っても兄の昆布漁を手伝うといった内容だが、
半月ほどは親元から完全に離れることになる。
息子が自分でそれを決めたことに、何となく嬉しさを感じる。


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久しぶりの浜には懐かしさがいっぱいだった。
磯の香りや昆布の匂いは、幼い頃の記憶をたぐり寄せてくれた。


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息子の友達も一緒だったのだが、その子のバイト先も懐かしいお宅だった。
小・中学校に通う間、私の同級生だった女の子の実家だったのだ。

そのこともあってか、ある女の子との記憶が鮮やかに蘇って来た・・。

思えば今の息子と同じ年齢だったのだ。
小樽の高校から夏休みで実家に帰って来ていた私に起こったある出来事・・。

父が修理に出していたバイクの引き取りを頼まれ、町へと出向いた。
帰りはそのバイクを運転しても良いという暗黙の了解があったはずだ。
普段からバイクには乗っていたし、田舎だから警察に捕まるなんてことは考えもしなかった。


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とりあえず町を過ぎるまではバイクを押して行こうということで、
漁港近くの橋の上を通過中に、ばったり「その子」に出会ってしまったのだ。


09803c


彼女は中学3年生の時に生徒会長を勤めたほどの才媛で、憧れる男子生徒は多かった。
修学旅行の時などはカメラを持たない連中から彼女の写真を撮ってくれと頼まれたものだ。
その写真を彼らに渡す前に彼女に見つかり、取り上げられてしまった・・。
頼まれたものだから返してくれるように言ったら、胸のポケットに入れて「取ってごらん」と・・。
膨らんだ彼女の胸を見て、私は顔を赤らめてしまった・・。

席が隣だったのと生徒会活動で一緒だったとはいえ、私は彼女が苦手だった。
何かの活動でメンバーを選ぶ時、必ず手を挙げて私を推薦することに閉口していたからだ。

そんな彼女がどこの高校へ進学したのかも私は知らなかった。
下を向いてバイクを押して歩く私は彼女が声をかけて来るまで気づかなかった。
「あら、○○君じゃない?」と言われて顔を上げた私が見たのは、
見違えるほどに女性らしくなった彼女の姿だった。


あれこれと聞いて来る彼女に「うん・・うん・・・」と答えながら、
照れくささで下を向いたまま、汗が出て来た・・。

もっと話したいという彼女に促されるまま、海岸へと急いだ。
流れ着いた流木に腰かけ、一方的な彼女の話を聞く・・。

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「ねぇ、○○君って女の子に興味なかったよね?」
「別に・・そういうわけじゃないけど・・」と言おうとした私の唇は、彼女の唇で塞がれた。
突然だった・・驚いた・・・。 一瞬、何が起こったのか分からなかったほどだ。
私の首に巻きついた彼女の腕の力は強く、逃れる気すら起きない・・。

どのぐらい経ったのか? 数分だったようにも、もっと長かったようにも思う。
解放されたのに固まったままの私に彼女は言った。 
「怒った?」
「・・・ううん・・。」

怒ったも何も、ただ驚きの中で動けずにいただけだったのだろう。
「じゃぁもう一回!」

同じことがまた繰り返された・・。


彼女の家の近くで別れる時、真剣な顔で彼女が言った。
「私、あんなことしたの初めて・・。」



あれから彼女に会ったことはない。
私の心に鮮烈な記憶を残したまま、その消息を知ることもない。


彼女はあのことを覚えているのだろうか・・?



汚いオジサンになっても、キレイな想い出は色褪せない。
年甲斐もなくドキドキすることに気恥ずかしさも感じる。



私だけじゃないだろう・・・。







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テーマ:懐かしさを覚える情景 - ジャンル:写真


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